息もできない

作詞/作曲:久喜アルノ

今すぐ灯を消して
向かい風に潰えてしまうくらいならばと
恐ろしいものなど 無い振りして
闇の冷たさに震えていた

遠くで誰かが消える音がするの
いつしか 呼吸をひそめて待つことを
「生きる」と呼んで

波打ち際 足を掬われ
抗えもせず漂い 打ちひしがれる
塩水すすって 砂を噛む
ここはどこだろう ほんの少しだけ 目を開けて

形の無いものに 縋るように
曖昧な言葉に 惑わされるように
思考に難し 明日を託し 行き場を失くして
まるで無重力

枯れない花を飾り立てた
窓辺の暮らしを眺め 羨んでいた
振り返りたくもなるだろう
古い思い出ほど 輝いて見えるもの
波打ち際 足を掬われ
抗えもせず漂い 打ちひしがれる
塩水すすって 砂を噛む
ここはどこだろう ここがどこでも

明けない夜など無いけれど
同じ夜も 二度とは来ない

もう 二度と

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